長谷川人形

伝統工芸士

伝統工芸士 長谷川蘇童

令和4年2月に経済産業大臣より指定された伝統的工芸品「名古屋節句飾」に属する伝統工芸士として認定されました。 現在、全国の伝統工芸士の現役人数は約3000人ほど登録されており、今回認定された伝統工芸士は11名です。 人形部門では愛知県で6名、岐阜県では節句人形部門としては初の「伝統工芸士」となります。 先代に従事し人形制作に携わって28年となり、現在「二代目蘇童」として制作活動をしております。

~伝統工芸士 蘇童 ひな人形制作風景~【岐阜県八百津町】

伝統工芸士とは

「伝統工芸士」になるにはいくつかの条件がある。
・「伝統的工芸品の産地」に指定されること
・指定地域に長く定着し認識されていること
・指定地域で12年以上業務に携わること
・100年以上前の材料・技術を用いてひな人形を製作できること

伝統的工芸品 名古屋節句飾とは

下記の要件を満たし、経済産業大臣より指定を受けた工芸品を「伝統的工芸品」という。
・主として日常生活で使われるもの
・製造過程の主要部分が手作り
・100年以上前から継承されている伝統的な技術、技法にて製造される
・伝統的に使用されてきた原材料を使用されている
・一定の地域で産地を形成

この度指定された工芸品である「名古屋節句飾」は、尾張徳川家の城下町としてさまざまな工芸技術が発達しました。特に尾張名古屋周辺地域に根付いた産業の節句品は「衣装着人形・幟旗(のぼりはた)類・雪洞(ぼんぼり)」があり、江戸時代の書物「尾張年中行事絵抄」に記されるほどです。京都や、江戸とは違う独自の発展を遂げてきました。
愛知県と岐阜県の一部にて生産されている伝統的工芸品として認定された「名古屋節句飾」は、全国236品目ある中で愛知県では15番目の伝統的工芸品です。(岐阜県には4品目が指定されている)
岐阜県では「雪洞」の生産地の岐阜市とともに八百津町が「節句人形」の生産地として登録されました。これまで産地が県をまたいで広範囲の地域にて登録されるのは無く全国初のことである。

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